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ニセコでフームの新しいチャレンジがやっと完成です。「安全な素材と人の手で高い住環境を」をさらに求めた住宅

2020.03.23

快晴の日曜日、羊蹄山が正面にどんと構える30坪+ベランダ、テラス10坪の住宅を引き渡しました。建築バブルがさらに拡大するニセコ方面で、地域の建設業者さんに依頼するのはコスト的にも、品質的にも困難と判断し、 札幌の仲間を巻き込み、フームメンバーも積極的に施工にかかわるプロジェクトとしてスタートしました。

羊蹄山を望む魅力的なロケーション


お客様にもご理解をいただいただけではすまず、さらに塗装工事などに積極的参加していただきました。
既成の建材、造作を極力使わず、より地元に近く安全な材料を使い、顔が分かる手で作ることをテーマとしている私たちの活動でもちろん 素人品質で許されるはずもなく、一般プロ以上のクオリティーを目指しました。特に大工工事を受けてもらった小高さん(大工兼フォトグラファー)には多大な負担をかけてしまいました。それでも助っ人として参加してもらった人たちのおかげもあり何とか引き渡しにこぎつけました。

杉の羽柄材で仕上げた浴室。すぐカビるとお思いでしょうが、防カビ材無使用でさらにかびません。これが室内環境性能です


工期が遅れ、 細かいところで手直し、制作などまだ残っている状況ですが お客様にはご迷惑をおかけしましたが、内容的にはとてもクオリティーの高いものとなったと思います。特に流しからタイルまでフームスタッフで制作したキッチン周りの出来は、個人的にこれまでの最高とおもっております。

キッチン全体


もちろんUa値0.2の前半、開口部はU値0.82というずば抜けた高い断熱性能と、夏の大風量換気による排熱等、近年のフーム基準となっております。 工事中は自社施工大変すぎと思っていましたが、引き渡すとまたさらにやりたいことが増えてしまって、この欲望は納まりそうもありません。あくまでも既成より高い品質を妥当な値段で作らなくてはと。