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山の手の民家

2020.08.12
住宅に囲まれた旗竿状敷地に建つ木造住宅。基礎部分が外断熱、付け柱の間は黒の顔料を混ぜ込んだモルタルの掻き落としでクラック防止効果をもたせています。
敷地の南側には古い庭がありますがその先は低層マンションなので、一階の南面する居間は庭に向け視線が水平的に広がるよう、二階高窓は上の空が見えるように計画しました。
建て主様の丁寧な住まいは、家も庭も落ち着きを見せてくれます。
通風の回転窓と排気グリルを高い位置に設置して、窓及び外壁回りに温水暖房パネルを回しヒーター部分を直接触らないように木製のガードをつけました。これは手摺兼用となります。腰の高さまでタイル、上はヒバの羽目板無塗装仕上げ、空気の澱みをなくすために、木製の浴槽は洋バスのように足をつけオープンセッテイング。 木肌が滑りにくく安心して入浴できると喜んでいただいています。