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UPDATE 2022.12.31
「地方の未来はどこに向かうべきか」

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北海道への移住を支える自立した住まい

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コメント・DATA
北海道移住にあたってYさんがこだわったのは利便性よりも「地震が少なく、地盤のよい土地。その条件にかなったのが、東川町のホームページで紹介されていた分譲地だった。また、材料選びから工法に至るまで公共建築より厳しい独自の基準を設け管理するという、フーム空間計画工房の家づくりの姿勢にも、安心感を覚えた
天気の良い日には大雪山系が望める窓辺の造作カウンターは、パネルヒーターの熱が窓の下に伝わるようスリットが入っている
玄関はセカンドリビングとして活用している土間に直接つながっている。右手奥には、納戸を兼ねたシューズクロークがある
大規模停電や災害に直面した時にも、電気に頼らずライフラインを確保できることも、安心の備えとしてこだわった。雪国に欠かせない暖房には温水パネルヒーターに加え、薪ストーブを採用。全室をストーブ一台で暖められるように、設計面も工夫が凝らされている。薪火で煮炊きもでき、災害時にも自立した暮らしを保つことができる
Yさんは、災害などの影響で働けなくなっても保障のない自営業者。このため、いかなる状況下でも働ける状態を維持したいと考えていた。これが移住の大きな動機となった。移住新築で得た「何一つ不満のない」仕事環境は、ご家族に「普通の生活が楽しい」と言わしめる心豊かな住環境をも実現した
Yさんは化学物質過敏症の疑いがあったため、自然素材を多用し、化学系仕上げ材を極力使わない住まいを希望。新居ではトドマツを床や階段、天井に用い、壁はワラ練り込みのプラスター仕上げとした
つるつる、ピカピカしない自然素材ならではの質感が、ストレスを感じない室内空間を実現した
階段ホールの奥は仏間を兼ねた予備室。家具のような仏壇は、当別町の家具工房「旅する木」で製作された特注品。造作引き戸で間仕切りもできる
タモ無垢天板とレンガ壁で構成された造作キッチン。自然素材はデリケートと思われがちだが、Yさんは「はねた水や油も“なかったこと”にしてくれるおおらかさと頼もしさがある」と語る
トドマツ板張りの三角屋根の建物は、東川町が定める景観規約に基づいてデザインされた。冬の除雪が最低限で済むよう、屋根付きのアプローチとカーポートを設えた
屋根なり天井と開口が心地よい広がりを演出する2階LD。開放的な空間に、東川町で製作されたTIMEu0026STYLEのダイニングテーブルなど、インテリアが大好きなYさんが吟味した家具が映える

COMMENT

東海地方から東川へ移住されるというお話をいただき、寒さ厳しい上川地方の冬でも暖かく豊かに暮らせる家を一緒につくりました。お施主さんには私たちが常に取り組んでいることに共感していただいていたので、遠距離でしたがスムーズに計画が進み、完成後の大停電も何事もなく過ごすことができました。nn少ないエネルギーで冬・夏ともに快適に過ごすために高断熱・高気密は必須です。熱源はLPGと薪ストーブの二本立て。特に薪ストーブで建物全体が温められるように計画し、現に厳寒期でも薪ストーブを焚くとセントラルヒーティングは稼働しません。停電時もガスコンロは問題なく使えます。n住環境において換気計画は最重要であるため、設計では室内で空気がよどまぬよう徹底的に考えます。nn室内はトドマツを床や階段、天井に用い、壁はワラ練り込みのプラスター仕上げとしました。つるつる、ピカピカしない自然素材ならではの質感が、ストレスを感じず化学物質過敏症も予防します。物質的安全性だけでなく、目や肌から入る刺激として、安心や安らぎを感じるものを選択することが大切です。

DATA

北海道東川町・Yさん宅n家族構成/本人50代、弟40代n構造規模/木造(在来工法)・2階建てn延床面積/200.02㎡(約60坪)(カーポート・物置含む)n<主な外部仕上げ> 屋根/アスファルトシングル、外壁/トドマツ板張、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ(トリプルガラス)n<主な内部仕上げ> 床/トドマツ無垢板、壁/プラスター 藁練込、天井/トドマツ板張n<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/FP(B3)100㎜打込、土間コンクリート下/FP(B3)100㎜、壁/高性能グラスウール24㎏105㎜+105㎜、屋根/高性能グラスウール24㎏140㎜+140㎜n<暖房方式> パネルヒーター・薪ストーブ

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